アメリカのネット通販大手のアマゾンが、ついに日本でも電子書籍“キンドル”を発売すると発表しました。
アメリカ等ではかなり普及している電子書籍ですが、日本では出版会社等の利権争いのせいか、なかなか普及していません。

この国はとにかく自分から変わる事が大の苦手ですので、外圧でも黒船襲来でもなんでも良いので、これを機会に、電子書籍サービスが一気に普及する事を期待しています。
特に私が待ち望んでいるのは、専門書、技術書、辞書、教科書、といった分野での電子書籍化です。

これらの書籍は、必要な部分を検索したり、切り取って記録したり対比したり、といった使い方をされるもので、まさに電子書籍の形態がぴったり。
税理士的に言えば、税金関係の専門書籍が電子化され、手のひらサイズのキンドルに全て入ったらどんなに楽でしょう。

学生さんも教科書を詰め込んだ重い鞄から開放されますし、本棚や雑誌で部屋がどんどん狭くなるなんて話も昔話になるかもしれません。
阪神大震災で私の実家が半壊した時、2階に置いていた大量の書籍の重みで家が傾いた気がするので、電子書籍の普及は、冗談ではなく耐震にも役立つと言える気がします。

消費者にとっては基本的に良い事ずくめの電子書籍化だと思いますので、アマゾンさんには大いに頑張って欲しいですね。