ここ2週間ほど、世界経済が非常に不安定になっています。
その大きな原因は、ギリシャのデフォルト問題です。
(中国株式市場のバブル崩壊もありますが)

確か4年ほど前にも、ギリシャのデフォルト問題でユーロ圏は非常に不安定になりました。
その際、ギリシャという国はもともとデフォルトの常連国で、ここ200年くらいの間に何度も債務不履行(あるいは債務の条件変更)を起こしているようだと書いた記憶があります。

世界経済に詳しくない私としては、あの神話の国がそんなにしょっちゅうデフォルトを起こしているなんて当時信じられなかったのですが、4年たってまた同じように騒いでいるところを見ると、やっぱりそういう国のようです。
ギリシャだけが一方的に悪いかというと諸説あるようですが、なんといっても、国としての開き直りっぷり(?)にはある意味感心します。

少なくとも、国として借金が期限までに返せない事は紛れもない事実です。
恐らく日本人なら、“すいませ~ん、頑張って節約してお金貯めますんで、もうちょっと待って貰えませんでしょうか・・・”、と平身低頭で頼みにかかると思います。

しかしギリシャの場合は、“そんなもん貸したほうが悪いんじゃ!、返すために節約なんてやってられるかい!!”、くらいの勢いです。
国民性なのかもしれませんが、ある意味天晴というか、なんというか。

少なくとも、“国民投票を来週やる!”と、突然首相が言いだし、実際に一週間後に国民投票が実施されてしまうその実行力は見習ってもいいかもしれません。
大阪市だけの住民投票ですら、投票の実施までに何年もかかってる我が国なんで。

まあすったもんだの末、今回も適当に返済を一部免除し、適当に返済期限を延長し、3年くらいたったら、また同じように揉めるんでしょうね。
ギリシャって、そういう国みたいです。

神話の国って感じで、子供の頃はイメージ良かったんだけどなあ・・・。