今週の21日からマクドナルドが、地域別価格を導入しました。
人件費や家賃の高い都市部で値上げし、東北などでは逆に値下げしたそうです。

全国一律価格が当たり前だったファーストフードなんで、思い切った試みですね。
値上げとなったのは東京、神奈川、大阪、京都の1250店程で、3~5%値上げ。

宮城、山形、福島、鳥取、島根県の130店で、2~3%の値下げらしいです。
全国のマクドナルドが約3800店である事を考えれば、”地域別価格”というよりは単なる値上げと言ったところでしょうか。

セットメニューで最大90円くらいの”格差”が生まれるとか。
景気回復に伴い都市部での家賃や人件費は高騰していますので、まあしょうがないのかなと思います。

大手チェーンの今回の措置が、全国展開する他の業者へどのような影響を与えるか注目されますね。
さて、元々600円くらいのマクドのセットメニューに、90円の地域格差がついてもどうって事ないんですが。

今回の”格差”は都会が損で、地方の方が得なケースです。
このところ選挙がらみで、やたらと”格差”と言う言葉が流行っておりましたが。

その際の”格差”は、都会ばかり良い思いをして地方は大変だという意味合いだったように思います。
特に”ふるさと納税”がらみでは、そのニュアンスが強いですね。

でも今回のマクドによる”格差”は、まったく正反対の話。
石原都知事あたりが、今まで言われっぱなしの仕返しに、“地方はハンバーガーが安いじゃないか!”なんて言い出したら笑えるんですが・・・。