三連休の間に、アメリカ証券第4位のリーマンブラザーズの破綻のニュースが飛び込んできました。
さらに連鎖するように、第3位のメリルリンチがバンクオブアメリカに吸収されるという事態に。

春先には、証券大手5位のベアスターンズの救済劇があったため、”最後は国が救済してくれるのでは”という甘い見込みがあったのは幻想だったようです。
これでアメリカの証券大手(投資銀行)上位5社のうち3社が実質破綻してしまった訳で、サブプライム問題が想像以上に大きな影響を与えているようです。

週明けのダウ平均株価は、7年前の同時多発テロ以来の500ドル以上の急落を記録。
回復基調にあったドルも急落していて底が見えません。
サブプライム問題は、日本のバブル崩壊と比較される事が多いです。

日本の場合、政府も民間も対応が後手後手に回った結果、”失われた10年”と呼ばれるように長い間経済が疲弊しました。
今回のアメリカの場合は日本と違って国の対応も早く、アメリカ経済も早晩回復基調になるという見解もあったようです。

しかしここまで大手の破綻が続くと、おいおいホンマに大丈夫かいな、と素人目には映ってしまいます。
日本も山一證券の破綻がありましたが、なんだかそれどころじゃないような気がします。

中国、インド、ロシア等、新興国の経済発展が著しいとはいえ、なんだかんだ言っても世界経済の中心はアメリカです。
アメリカが”くしゃみ”をすれば日本は”風邪”をひくとよくいわれますが、サブプライム問題は”くしゃみ”程度ではなさそうで心配です。

いまが”底”でありますように。
”底”が抜けませんように。

でも次は、AIG生命保険がどうにかなりそうで恐い・・・。