先週あたりから、北朝鮮が周辺国へ向けてミサイルを発射するのではないかということで、韓国やアメリカを始め各国が戦々恐々としています。
北朝鮮得意の、“打つ打つサギ”ではなく、ひょっとすると今回は本気で他国の本土へ発射するかも?、という懸念もあるようです。

金ジョンイル氏の後を継いだ金ジョンナム氏はまだ若く、指導者としての焦りもあってか、老獪な親父さんに比べて強硬な姿勢が目だっております。
特に大きな違いは、唯一と言って良い友好国である中国との関係が悪化の一途であることです。

今までは中国という大国がなんとかパイプ役となって瀬戸際外交を有利に進めてきていましたが、金ジョンナム政権になってからは中国までもが見放しつつあるような気配です。
国際社会からの孤立を深めてどうしようもなくなり、今回は思い余ってついにロケット発射か!?、という考え方の人がいるのも頷けます。

特に先週から今日15日にかけては北朝鮮にとっていろいろな記念日が重なっており、記念日発射になるのではという報道も多くありました。
私もこの週末から今日あたりは何かあるかもと、ニュースが気になって仕方がありません。

しかしながら、最大の記念日(?)らしき金日成の生誕記念日の今日も何事もなく過ぎそうです。
モチロン、ミサイル発射などもってのほかです。

しかし結局、“打つ打つサギ”に韓国やアメリカも痺れを切らして譲歩してきている感じで、
あ~あ、結局いつもどおりの北朝鮮だったのかよ、

という展開になりそうな気配です・・・。