立命館大学の学部転籍が話題ですが。
知りませんでしたねえ~、定員の1.4倍以上の入学者がいると、国からの補助金が出ないなんて。

今回の立命館大学の件に関しては、いろんなゴマカシをした甲斐も無く、最終的に1.4倍以上の入学者がいたそうで。
朝日新聞によると、結局補助金が9千数百万円(!)もらえなくなるようです。

最初はへ~大変やねえ大学も、とあまり興味無かったんですが。
考えてみれば、国からの補助金って税金な訳で。

そのうちのちょっぴりは、私の財布からも出てる訳で。
(まあ、悲しいくらいちょっぴりですけどね)

そうなると、適当にゴマカシてた事に関心も沸く、ってな話です。
(まあ、ちょっぴりですけどね)

実際に数字を聞くと、”入試”って意味が分からないくらい合格者数と定員に開きがあるんですね。
この立命館大学の生命科学部の場合、定員が280人に対して、9298人の志願者数、2957人の合格者数、そのうち入学手続きしたのが415人だそうです。

入学定員が280人なのに、合格者数が3千人近くいる・・・。
いやー、恐ろしい現実ですねえ。

最近は複数の大学を受験する掛け持ち受験が当たり前で、合格しても他大学や他学部へ行く人も多いです。
大学としては、最終的な定員割れを防ぐため、どうしても多めに合格者を確保せざるを得ません。

しかし定員の10倍以上も合格者がいるとは驚きます。
もし全員が入学しちゃったら、補助金どころか、大学はパンクしちゃいますよねえ。

でも10倍の合格者を出して実際の入学者が1.48倍程度に収まったのは、ある意味凄い予想能力???
特に今回は新設学部だったので、過去のデータも全く無いのによくその程度で収まったなあと逆に関心します。

とはいえ、”入学者数の予想”というギャンブルに勝てば1億円近い税金をゲット出来ると思うと、大学も必死になるかな・・・。
この補助金の仕組み自体を考え直さないといけないかもしれませんね。