なんだか最近、政治ネタが多くなってきたこのブログ。
個人的には、綺麗さっぱりの無党派、無思想、無宗教の私ですが、何十年かに一度の政権交代が実現しそうな今回の衆議院選挙はさすがに興味深々です。

さて、もしかしたら政権を獲ってしまうかもしれない民主党。
ぼちぼちマニュフェストの叩き台が出来上がってきました。

各ニュース等でも話題になっていたのが、インド洋で補給支援を行う海上自衛隊を“即時撤収する”との従来の方針を引っ込めた事。
このいわゆる“対テロ特措法”の成立に関しては、当時の小沢代表が徹底的に反対し、ある意味これが元で安倍首相を辞任に追い込みました。

政権が獲れそうになったので現実的な路線に“軌道修正”しているとの論調が多いですが、“軌道修正”と言える程度なのかどうか・・・。
(安倍ちゃんが泣いている???)

麻生首相に“ブレている!”と鳩山代表は連呼していましたが、今回の民主党のマニュフェストは従来の主張の“軌道修正”なのか“ブレまくり”なのか、よく見極めたいです。
とはいえ、最近の“マニュフェスト選挙"は具体的で良いですね。

政権獲ったら高速道路を無料にするとか、子育て手当てを26,000円にするとか、実に分かりやすい。
(そんなお金どこにあんねん!と必ず突っ込まれる弱点も、実に分かりやすい)
モチロン、選挙目当ての人気取りであることは国民も百も承知です。

しかし、かつての国政選挙が、一部の利権団体や業界の組織票目当ての人気取り合戦だった事を思うと、少なくとも国民全体への人気取り合戦へ変わってきたのは前進だと思います。
政治家の目が、一部の業界団体や利権集団から、国民そのものへ向き始めている証拠かもしれません。

一般の善良な(?)サラリーマンや主婦の方が、“どこに投票したら良いのか分からない”といった従来型の選挙に比べると隔世の感があります。
ま、バラまき競争だけのマニュフェストではなく、財源はどうすんねん!という点でも具体性のあるマニュフェストを各党には期待したいですね。