気象庁は3日、東海、近畿が梅雨明けしたとみられる、と発表しました。
近畿は平年より15日も遅く、1951年の観測開始以降、最も遅い梅雨明けとなりました。

今年は、久しぶりのエルニーニョ現象のせいか、日本列島を覆う太平洋高気圧の発達が弱く、梅雨前線が本州付近に長く停滞していたようです。
8月上旬と言えば、日中に日なたを歩くとジリジリ焼けてしまうくらい日差しがキツイのが普通ですが、今年は未だに不安定な感じですね。

梅雨が長引いて日照不足になると、米や野菜といった農作物に影響が出ます。
平成5年だったかと思いますが、梅雨明けが遅れて、その後も日本中が日照不足になり、米騒動にまで発展した年がありましたね。

素人考えでは水不足が解消されて良いような気もしますが、農業用水の整備された現代では日照不足のほうが大きな問題と聞いた記憶があります。
100年に一度の不景気に合わせて(?)、お天気まで観測以来最も不順・・・、なんて話にならない事を祈ります。