先週の3連休に、家族4人で広島県の大久野島という小さな島へ行って参りました。
瀬戸内海にある周囲4キロメートル余りの小さな島なのですが、島中に野生のウサギがいて、別名“ウサギ島”と呼ばれています。

野生のウサギと言っても、島外の小学校で飼われていた8羽ほどのウサギが1971年に放されて野生化したものだそうで、今では700羽にまで増殖しているようです。
元々が人に飼われていたせいか人間にも非常に慣れており、観光客からエサを貰うのがこの島のウサギさん達の日常です。

本州から船で10分ほどで着くのですが、上陸してすぐ、キャベツを持った娘はこのように大人気です。
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人間に慣れているせいで、キャベツをプラプラさせるとワサワサと寄って来ます。
動物園に行ってエサやりをするのが生きがいの娘は、“今まで生きてきた中で一番楽しい!”と大喜びでした。
(今までで一番って・・・。)

そんな平和感満点な大久野島なんですが、実はこの島、かつては日本軍の毒ガス工場だったという歴史があります。
モチロン戦後に毒ガスは処理され、施設もほとんど取壊されたのですが、島中に軍事施設の廃墟が残っており、廃墟マニア(!)のオジサンも結構楽しめます。
毒ガスの元貯蔵庫の前で、ウサギにキャベツをあげる息子・・・。
廃墟の重苦しい雰囲気と、ウサギの平和なオーラとのミスマッチ感が何とも言えません。
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こういう朽ち果てた建造物は、廃墟マニアには堪りませんな・・・。
いやあ、雰囲気あっていいですね。
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ウサギと廃墟がメインの小さな島なので1~2時間で観光を終えて帰る人もいるようですが、我々は朝9時半のフェリーで上陸して16時半のフェリーで帰ってきました。
(本州の臨時駐車場が17時に閉まってしまうので。)
ウサギにキャベツをあげながら、ゆっくり歩いて島を一周したのですが、島中に点在する廃墟と、島中どこでも出没するウサギちゃんのおかげで、楽しい一日でした。
ウサギ好きの方は、是非一度訪れてみられてはいかがでしょうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%B9%85%E9%87%8E%E5%B3%B6
あ・・・、廃墟マニアのオジサンも是非・・・。