NTTドコモは、4月1日から家族間の通話を24時間無料にするサービスを発表しました。
auも、3月1日から家族間の通話を24時間無料にするサービスを発表しており、これで携帯3社すべてが家族間通話無料になりました。

9ヶ月連続でソフトバンクが純増契約者数で一位をキープしている状況を踏まえ、両社とも追随せざるを得なくなったんでしょうね。
賛否両論のソフトバンクですが、携帯電話業界の料金を下げる原動力となっているのは間違いないでしょう。

この無料通話の導入により、ドコモでは800億円程度の減収、auも250億円ほど減収を見込んでいるとか。
我々消費者にとって値下げ競争はありがたい話ですが、携帯各社にとっては消耗戦の様相を呈してきており大変ですね。

と、ドコモがちょっと気の毒になっていたら・・・。
今回のドコモの”バーゲンセール”の落とし穴を日経新聞が指摘しておりました。

今回の無料通話の発表と同時に、6月からiモードの使用料を月間210円から315円に値上げする事も発表されました。
まあ、家族間通話を無料にするんだし、105円の値上げくらいしょうがないよねって思いますが。

1月末現在で、iモードの契約者数は4782万件だそうです。
これらの契約者から一律に105円を徴収すると、月間約50億円、年間で約600億円の増収効果になります。

たった105円の値上げと思うんですが、これだけ件数が多いと恐ろしい数字になるんですね。
つまり、800億円も減収で可哀想と思ってたら、意外とちゃっかりしてた訳です。

一人一人が払う毎月の105円が、全体ではこれ程大きな数字になる事に驚かされました。