今年もあっという間に年の瀬です。
暦の関係で正月休みが長いのはありがたいのですが、仕事納めである来週の金曜日まで、あと4営業日しか無いって、年末が早過ぎます・・・。

そんな迫り来る年末ですが、株を持っていらっしゃる皆様、来年から株式にかかる税金が一気に2倍になるのはご存知ですか?
消費税が3%上がる事で世の中大騒ぎですが、上場株を売った時の利益や配当にかかる税金は、現在の10%から来年は20%に倍増します。

リーマンやサブプライムで大きく値下がりした日本株ですが、ここ一年でかなり値を戻している銘柄も多く、知らないうちに儲かっていた!などというケースも少なくありません。
そういう人は、税金が倍になってしまう来年より、今年中に売ってしまったほうが良いに決まっていますよね。

今後さらに値上がりしそうな銘柄だったとしても、取り敢えず今年中に売って含み益を吐き出してしまい、またすぐ買い戻せばいいだけですから。
でも、注意しなければならないのは、今年中は税金が安いといっても、最終日の30日に約定していたのでは間に合わないという点です。

税務上、株を売ったというのは、株式を実際に引き渡したタイミングを言います。
ネット上で約定したとしても、実際の株式の引渡しはその3営業日ほど後になってしまうため、例えば最終日の30日の約定では、税務上は来年の扱いになてしまうんです。

銘柄にもよりますが、一般的な上場株式の場合は、25日約定が現在の安い税率のリミットです。
何年も放置しているような株式をお持ちの皆さま、この週末は株価を改めてチェックすることをお奨めします。