ついにオリンピックが始まりましたが、国内では夏の甲子園がもうすぐ始まります。
年齢とともに高校野球に対する興味は徐々に減っていたのですが、今年は地区予選の段階から少し違っておりました。

と、言いますのも、顧問先の社長の息子さんが甲子園に出れそうだったからです。
実はその息子さん、春のセンバツでは主力選手として甲子園出場が決まっていたのに、直前の練習試合で肩を脱臼してしまい、結局出場出来なかったという非常に辛い経緯がありました。

その社長さんはとにかく野球が大好きな方で、過去には地元で少年野球の監督をされていたり、3人の息子さん全てに野球をやらせるなど、思い入れは相当なものでした。
上二人の息子さんは甲子園に届かなかったのですが、三男さんがついに春のセンバツで夢の切符を手に入れ、喜んでいた矢先に脱臼という悲劇・・・。

それでも、まだ夏の甲子園があります。
センバツでもベスト8になったくらいの高校ですので、地区大会も順調に勝ち進み、ついに決勝まできました。

私も仕事をしながら、気になってネットの速報をチラチラ見ておりました。
決勝戦も2-1でリードし、よしこのまま!と思ったところで・・・、
まさかの逆転負け・・・。

春に脱臼した時の三男さんの様子や、その後の努力や苦労をお聞きしていただけに、他人事ながら、なんともいえない喪失感に包まれました。
手が届きそうだった夢が、本当に直前でするりと逃げていったその心境、他人には想像も出来ないですね。

ただ18歳で人生は終わりません。
また気持ちを切り替えて、これからも頑張って欲しいと思います。

久々に入れ込んで見た高校野球で、結果は残念でしたが、
高校生のひたむきで一生懸命な姿って、いいもんですね。