今週3月10日に、関西エリアを驚きのニュースが駆け巡りました。
24年前に阪神タイガースが優勝した時、調子に乗ったファンに”胴上げ”され、その勢いで道頓堀川に投げ込まれたケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダース人形が発見されたのです。

過去にはテレビ番組の企画で、大掛かりな”捜索”まで行われたのにとうとう発見されなかった幻のカーネル人形。
その後の阪神タイガースの低迷は、”カーネルの呪い”とまで言われる始末でした。

その日の関西の夕方のニュースでも大きく取り上げられ、翌日の毎日新聞では一面に写真入で載りました。
今週はいろんなメディアでこの話題が取り上げられ、ケンタッキーの宣伝効果は何十億円にも上るとか。

いや~、いいですねえ関西って。
こんな脳天気な話題で、一週間盛り上がれるって。

恐らく日本の他の地方なら、
”あ~、そう”。

”で?それが何か?”
ってレベルの話かもしれません。

街中の川に沈んでいた、ファーストフードの宣伝用の人形が引上げられただけの話です。
なのに、ここまで大騒ぎ出来て、みんななんだか笑顔になっております。

世の中は100年に一度の大不況なのに、こんな話題をネタに、なんとなく笑えてしまう関西人。
”カーネルの呪いも解けたから、今年は阪神優勝やな!”とか言ってる阪神ファン。

ちょっと大げさですが、この地に産まれて良かったなあと、本気で思った私です。