さて、確定申告もいよいよ大詰め。
今更ですが、確定申告が初めての方等に期限間際の提出について説明しておきます。

1.本当にギリギリの提出期限は?
今年は3月15日が日曜日の為、申告期限は16日月曜、残すところ一週間です。

税務署の窓口は5時に閉まりますので、一応その時間が最終の申告期限になります。
ただ、税務署には”時間外受付ポスト”(無人の単純なポストです)と言うものがあります。

税務署自体は5時に閉まってしまいますが、閉まった後でも16日のうちに税務署へ行ってポストに直接投函すればOKです。
税務署が実際にそのポストを開けるのは、17日の早朝だと思いますが、やはり16日の11時59分までには投函しておきたいですね。

また、郵送で申告書を提出する場合は、必ず”書留”で16日中に発送してください。
16日に着く必要はないのですが、16日中に発送した証拠がないと”期限後申告”になる可能性があります。

最近流行りのエクスパックやメール便はそもそも”信書”を送れませんし、このように”16日消印有効”にはなりませんので、確定申告書の提出は必ず書留で。
申告書の提出先の郵便局は、たいてい夜の7時、中央郵便局等は24時間営業で書留の受付をしてくれますが、事前に書留受付出来る営業時間の確認をしておきましょう。

このように郵送や投函で申告書の提出をする場合、提出控えに税務署の受付印が欲しい人は、切手を貼った返信用封筒の同封も忘れずに!

2.実際のお金の納付。
確定申告が初めてだと、いつお金を納めるのか?どうやって納めるのか?ご存知ない方が結構多いです。
納付期限も、申告期限同様3月16日で、しかも自分で”納付書”を記入して銀行等や税務署で納付します。

注意しなければならないのは、銀行等はほとんど3時、ゆうちょ銀行も4時には窓口が閉まってしまうこと。
上に書いたように、申告書の提出自体は16日の深夜まで可能なケースが多いのですが、実際のお金を扱う窓口の閉まるのは早いので気を付けましょう。

納付には口座振替も利用できますので、申告書と一緒に”口座振替依頼書”も提出すれば、納付書も書く必要無いですし、慌てる事もないですね。
この場合の口座振替日は、4月22日となりますので、一ヶ月余りの資金の余裕も出来ます。

3.電子申告の恐さ。
電子申告は気軽で便利、しかも現在は24時間稼動ですので、期限ギリギリに電送を考えてらっしゃる方も多いかもしれません。
ただし、こういった電子システムには常にトラブルが付き物で、慣れた方以外は早めの電送をお奨めします。

例えば、入力文字の”数字の全角、半角の違い”や、”濁点の入れ方”、”パスワードの大文字小文字のミス”と言った、本当に些細な事で”エラー”が出ます。
初めての電子申告の場合、このエラーの原因が分かるのに何時間もかかる事があります。

16日の夜にコーヒーでも飲みながらゆっくり・・・、などと思っていると、こういった”エラー攻撃”に出くわして結局期限に間に合わないと言うケースもあります。
電子申告の場合こそ、最低でも前日までにデータ伝送を完了しておきましょう。

また、”送信”をした後、メッセージボックスで受付がきちんとなされてエラーの無い事もきっちり確認する事を忘れずに。
後で見たら、エラーで送れてなかった!!!なんて話の無いように。

では、残り一週間、なんといっても早目の提出が安心安全ですので、今週中には提出出来るように頑張りましょう!