想像を遥に超える被害が次々と明らかになってきた今回の大震災です。
改めて自然災害の恐ろしさ、特に津波というものの恐さを痛感しました。

災害が確定申告の期限直前に起きたこともあって、国税庁から東北方面の方々の確定申告期限の延長が発表されています。
対象地域は、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県で、これらの地域の方々は所得税だけでなくすべての国税の申告期限が自動的に延長されます。
(いつまで延長されるかは、まだ未定です。)

これらの地域以外の方でも、止むを得ない事情により間に合わない場合は、期限の延長が認められる可能性がありますので、納税地の税務署へご相談ください。
また、災害により損害を被った場合、税金の減免を受けられる場合もありますので、合わせて税務署等へご相談されると良いかと思います。

と、税理士なのでブログに書いてみましたが・・・。
被災者の方々にとって、確定申告なんてやっている場合じゃないのは誰の目にも明らかですね・・・。

地震の報道の度に思い出すのは、阪神大震災の当日。
勤務地の大阪から西宮の実家に6時間かけて辿り着いた時、古い木造の家はピサの斜塔のように傾いていました。

私が産まれてから就職するまで、ずっと住んでいた実家の今にも倒れそうな姿は忘れられません。
20年以上の思い出が、突然何かに壊されてしまったような感覚でした。

しかし、今回の津波で街全体が消えてしまった映像を見ると、まだ形が残っていただけマシな気がします。
建物と呼べるものがほとんど流され、瓦礫の荒野の前で呆然と立ち尽くされている被災者の方々の心中は想像を絶します。

何をすべきか、何が出来るのか。
今はただ、手を合わせて祈りたいと思います。