ここ一週間ほど、与党となった民主党による初めての税制改正のニュースがメディアをにぎわせています。
毎年この時期行われる税制改正論議ですが、今年はテレビや新聞での取り上げ方が大きいです。

中でも扶養控除の廃止や縮減の記事が目に付くのは、多くの国民に影響を与える大改正だからでしょう。
当初は先週中にもタタキ台が出来上がる予定でしたが、とうとう今日になってもまだまとまらず。

なんでも今日の午前中に最終調整するとかなんとか。
さて、どうなりますことやら。

まだ確定はしていませんが、子ども手当ての拡充と引き換えに、扶養控除の廃止や縮減が実施される事はほぼ決まっています。
子ども手当てがもらえる一方で、納める税金は増えるケースが多いようです。

世帯の純粋なキャッシュの収支は、増える税金より貰える手当てのほうが多くなり、基本的にプラスになる算数のようです。
しかし、トータルではプラスと言っても、税金が増えるのは事実。

“あれ、去年より税金増えてるやん!なんで!!!”
というお怒りの声が、再来年の確定申告の時期には増えそうで、税理士としては複雑な心境です。