消費税の軽減税率を巡って、自民党と公明党がすったもんだとやっておりましたが、どうやら酒以外の食料品全般について消費税を軽減する((8%のまま)方向でまとまったようです。
外食をした場合と、持ち帰って自宅で食べた場合に差をつけるのではないか???、などと噂されておりましたが、外食も含めたかなり広い範囲の食料品を軽減税率とするようです。

で、この広い範囲で軽減税率を摘要すると、1兆3000億円ほど税収は減るそうな。
相変わらず不思議なのは、その1兆3000億円の穴埋めに、何か他の分野で増税しようと企んでいる事。

法人税の減税の時もそうですが、“減税する!!!”と言いながら、その一方で、“減税分の穴埋めとして、○○の税金を上げる!”と言わずにいられない大臣や官僚達(財務省の?)・・・。
減税分をどっかで穴埋めするなら国民のトータルの税負担は減らない訳で、“減税”ではなく“徴税分野の変更”に過ぎない。

国の借金が1000兆円もある中、無責任な減税は出来ない!、などとおっしゃるのだが、減税をしようと思うのなら、歳出を同額減らすのがスジでしょうに。
歳出増やす時に、“こっちをこれだけ増やしたので、別の分野の歳出は同額減らします。”とか聞いた事ないがな・・・。

収入が減りそうなら、支出をその分減らしゃ良いだけジャン。
どこの家の家計でも当たり前の話が、国家レベルになると、おかしな方向へ話が進むんですねえ。