先週末、格付け会社であるスタンダード・アンド・プアーズが、米長期国債の格付けを最上位」から1段階引き下げました。
大手格付け会社が米国債を格下げするのは初めてのことです。

先週末にこのニュースを聞いて、まあ、そんなもんですか~、くらいに思っておりました。
そもそも一民間企業が、国家の発行する債券を採点するなんて、どういうこっちゃ???ってのが、未だに私の中には違和感として残っておりまして・・・。

しかも、その採点がちょっと下がったくらいで、アメリカ国債が紙切れになる訳でもあるまいし、などとノンキに思っちゃいますが・・・。
今朝の早朝から、G7の財務大臣が電話会議をしたという話に始まって、日本から始まった世界中の株安を見ると、これは結構大変そうですね。

格付が下がるというのは、やっぱり、そういうもんなんだろうとようやく理解した(納得はしづらい・・・)次第。
日本にとって一番痛いのは、せっかく円高阻止の為に先週半ばに為替介入をしたのに、ドル安の流れが加速してしまうことでしょうか。

今回、為替介入にいくら使ったのか分かりませんが、一週間すら効果が持たなかったとしたら大失敗でしょう。
輸出企業は、結局一息つくヒマすら与えられなかったという結果になります。

今の時代、国家が通貨の値打ちをどうこう出来るレベルではないのかもしれませんね。
さて、明日の朝はいったいどうなっているのやら。

震災もさることながら、世界経済も先が見えません。