進研ゼミやシマジロウでお馴染みのベネッセから、大量の顧客情報が流出しました。
その数は最大2000万件とも言われていますが、ほとんど日本中の子供全員分か!?とも思えるほどの巨大な規模です。
子供連れの家族の方はご存知でしょうが、動物園へ遊びに行くとしょっちゅうベネッセが個人情報の収集をやっています。
園内の各所でスタンプを集めて、子供の個人情報を申込用紙に書けば、折り紙等のオモチャが貰えて子供は喜ぶという、なんとも上手な収集方法です。
大人としてはちょっとひっかかる部分もありますが、子供は大喜びするし、まあいいか~、と思って書いておりましたが、間違いなく今回の件で流出しているでしょう。
あそこまでして個人情報を集めているのは、ある意味大した企業努力だと思っていましたが、その後の情報管理がひどすぎますね。
そして、一太郎でお馴染みのジャストシステムがその顧客情報を基にDMを出していたということで、
その言い訳が、
“ベネッセから流出した情報だとは認識していなかった”と。
いやいや、そういう問題ちゃいますやん。
法的には、善意の第三者を言い訳に出来るのかもしれませんが、教育を売り物にしている大企業が、そんな言い訳で良いんですかね?
200万件以上の個人情報が売られていた場合、誰がどう考えたって、200万人全員について、本人の了解を得て売っているハズはないですよ。
業者が不正な方法で入手して、転売しているのは120%明らかです。
それを、盗品だとは思いませんで・・・、みたいな言い訳してる段階で、ジャストシステムは終わっていると思います。
詳しくは知らないのですが、情報の盗用(?)については、不正競争防止法とかいうものでしか取り締まれないそうで、ジャストシステムの言い訳は、その法律に対してのみの抗弁であって、教育産業としては、そのモラルの低さに呆れるばかりです。
子供の情報が欲しければ、ベネッセみたいに動物園へ行って一生懸命集めて来い!!!とジャストシステムの社長には言いたい。
それにしても、個人情報保護法っていったいどんな法律なんでしょうか。
個人情報を、本人の同意無く、不正に入手、転売、利用、した場合は、確実に取り締まれるようにして欲しいものです。
(本人の同意の無い事が容易に推定される場合もモチロン)