いよいよ、大阪都構想の是非を問う住民投票が行われます。
お隣の兵庫県人としては、直接関係無いけど興味津々ってところです。
ただ、大阪の人ですら何が良いのかよく分からん!と言っているくらいなんで、ほとんど野次馬根性だけのお隣さんの兵庫県人にとっては、都構想の具体的な内容は正直理解しておりません。
とにかく二重行政の無駄をなくそうという意図は間違いないようですし、その意図は実現してほしいと思いますが、そこと大阪都構想という概念がいまいち結び付かない・・・。
大阪に限らず、多少でも行政に関わる仕事をしていると、国と県と市という、二重どころか三重行政の無駄に触れる機会はあると思います。
例えば税金の世界で言えば、会社の税金の申告をする際、同じような内容の書類を、税務署、県税事務所、市役所税務課の三ヵ所に提出し、銀行へ行っても三ヵ所別々の納付書で納付します。
法人税、県民税、市民税、と分かれているので仕方ないですが、納める側からすれば、どうせとられるの一緒なんだから、どっかまとめて一本で手続きしてよって話です。
これが東京都だと、会社の税金の申告は税務署と都税事務所の二ヶ所で済みます。
おう!都構想素晴らしい!って感じですが、実は、個人の確定申告ならば税務署にだけ提出すれば、その内容が市や県に送られるため、税務署一ヵ所で完結します。
個人の税金に関して言えば、別に都じゃなくたって、三重行政の無駄が無くなってる訳です。
まあ会社の税金と個人の税金は仕組みが違うので、一概には言えませんが、二重行政を無くすには都構想しかない!とは言えない気がします。
が、しかし、です。
単純に行政の無駄をなくしましょ~と言ってみても、既に出来上がってしまった既得権益でガチガチの仕組みはそう簡単には変えられないでしょう。
どうなるか分からんけど、とにかく今の仕組みをぶっ壊してしまえ!っていう乱暴なやり方も有りかもしれません。
反対派有利と言いつつ、賛成派もそれなりにいるところを見ると、判断難しい話ですね。
さて、結論はどうなりますことやら、野次馬は高見の見物といったところです。