柔道の谷亮子選手が、銅メダルに終わりました。
ママでも金を目標に掲げ、出産育児と大変な時期でのオリンピック出場だっただけに、お疲れ様でしたと心から言いたい気分です。

谷選手は2005年の末に、私の住む西宮市で長男を出産されました。
西宮市役所へ出生届を提出する映像がテレビで全国放送され、地元育ちの私はなんだか嬉しく思ったのを覚えています。

2007年に私の長女も産まれたのですが、偶然、谷亮子選手と同じ産婦人科で出産しました。
モチロン直接の関係は何も無いのですが、今回のオリンピックは特別な思いを持って見ておりました。

結果は微妙な判定での銅メダルでしたが、本当によく頑張ったと思います。
2005年末に出産し、その2年半程後に世界の頂点を極める大会で勝負をしている女性。

しかも柔道という、体を酷使する格闘技の世界で。
オリンピック自体は出産の2年半後と言っても、選考会はそのずっと以前から始まっています。

出産育児の中、日本代表として出場しただけでも超人的です。
授乳の為に合宿所と赤ちゃんの元を3時間おきに往復したとか。

乳腺炎になりながらも練習に励んでいたいたとか。
選考会の会場でオッパイを絞りながら試合に臨んだとか・・・。

男の私には想像する事しかできませんが、出産や育児に奮闘する女性の方々には、本当に多くの勇気と感動を与えたのではないでしょうか。
銅メダルの結果を受けて、御主人がおっしゃられていた言葉が泣けます。

”目標にしていたメダルの色は違ったけれど、僕には金色に輝いて見えます。”
先日のタモリさんの弔辞ではないですが、ついつい涙腺のゆるむ38歳のオジサンです。