私の実家の近所の“のむら屋”さんが閉店しました。
この店は開業して50年以上も営業していた、昔ながらの文房具屋さん兼駄菓子屋さんです。

元々おじいちゃんとおばあちゃんの2人でやられていたのですが、ある時からおばあちゃん一人になっていました。
そのおばあちゃんが亡くなられて、お店も閉店となってしまったようです。

子供の頃、母から貰ったお小遣いの50円玉を握り締めながら、兄と一緒によく行っておりました。
30円のアイスキャンデーを買い、10円のスーパーカーのカード写真を買い、残りの10円で何を買うか悩みながら狭いお店の中をグルグル回るのが楽しみでした。

サラリーマンを辞めて西宮に戻ってきた際、昔ながらのたたずまいで営業を続けていた事に、驚きと懐かしさ感じたのを思い出します。
数年前も、ちょっとした文房具と切手を買いに行くと、いつものニコニコ顔でおばあちゃんが出てきてくれました。

その後、お店の軒先の庇に“開業50年”というペイントがされているのを見た時、感動すら覚えました。
その“のむらやさん”がついに閉店です。

なんでも、お店に残っていた文房具は、すぐ目の前にある広田小学校に寄付されたとか。
良い話ですね。

のむらやのおばあちゃん、長い間お疲れ様でした。
いろんな思い出を残してくれて、ありがとうございます。