先月末、アップルが日本で発売するiPadやiPodを、一斉に(こっそりと?)値上げしました。
最近の急激な円安によるものと見られ、大よそ15%前後の値上げとなっています。

個人的に一番興味のある商品だった iPad mini 関して言えば、従来28,800円だったものが32,800円と4,000円の値上げとなっています。
ちなみに、北米でのiPad minの価格は329ドルなので、今回の価格はまさに1ドル100円換算。

iPad mini が発売された昨年の10月頃は1ドル80円を切るくらいだったので、当時は微妙に高い価格設定でしたが、まあ仕方ないと言えるレベルでしょう。
アベノミクスにより円安、株高が進み、世の中良い事ずくめなムードでしたが、こういう輸入製品の値上げを目の当たりにすると、実は一般庶民にはネガティブな面も見えてきます。

食料品や衣料品をはじめとして生活必需品を輸入に頼る日本においては、ドルが高くなると、物の値段がどんどん上がってしまうんですよね。
1ドル80円が半年で100円になったということは、1,000円で買えてたTシャツが突然1,250円になっちゃうって話ですから。

こういった円安は、日本経済全体が回復していくには必要な過程なのかもしれませんが、当分の間、庶民のサイフにとっては非常に辛い状況かもしれません。