先週ドコモからauへ移った事を書きましたが、そのドコモから斬新な料金プランが発表されました。
相変わらず分かりにくいプランばかりですが、目玉は、国内の携帯電話や固定電話へ電話かけ放題で月に2700円の定額基本料金というプランでしょう。

ソフトバンクやau同士の携帯なら基本料金980円でかけ放題(時間指定有り)というものは従来からありましたが、すべてかけ放題で定額というのは初めてです。
外回りの多い営業職の人や現場系の仕事の人は、毎月の携帯電話の通話料だけで相当高額になりますので、かなり魅力的なプランでしょう。

が!!!
携帯電話であまり通話をしない人にとっては、値上げになってしまう事も多そうです。
このプランは、従来の基本プランである月800円ほどの“タイプクロッシィ2年”に完全に置き換わります。

“タイプクロッシィ2年”とはいわゆるスマホ向けの基本料金で、6月以降の新規契約は廃止となり、完全にこのかけ放題2700円へ移行するそうです。
(既存の契約は、そのまま継続します)

他社でもいわゆる基本料金と呼ばれるものはせいぜい1000円程度のものですから、ここがいきなり3000円レベルになっちゃう訳です。
私のように毎月の無料通話1000円分が余ってしまっていたレベルの人にとっては、基本料金の倍以上(3倍?)の値上げでしかありません。

ちなみに、ドコモ利用者の一契約あたりの通話と基本料の平均月額(音声ARPU)は1400円程度とか。
ここが強制的に2700円になるので、単なる値上げになってしまう人は想像以上に多いかもしれませんね。

ガラケー(FOMA)の料金プランはそのまま残すらしいので、ガラケーの人は、ますますスマホにしにくくなるような気がします。