中国四川大地震で、中国政府の災害対策本部は15日、死者数が四川省だけで1万9509人に上り、今後5万人以上に達するとの見通しを示しました。
テレビ等での悲惨な状況を見ると、5万人の数倍にのぼる犠牲者が出ているのではないかと思います。

これだけの犠牲者が出た背景に、中国では恒常的になってしまっているらしい”手抜き工事”が指摘されています。
確かに、本来堅牢であるべきはずの学校等があまりにも無残に崩壊しているのを見ると、やはり手抜きであったのかと疑いたくなります。

中国では公務員(呼び方は?です)へのワイロが当たり前で、工事の受注や認可を受ける為にワイロへ回すお金が多く必要となり、工事本体にかけれるお金が不足して手抜き工事にならざるを得ないとか。
中国の建設関係者のテレビインタビューで興味深かったのが、

”日本や欧米でもワイロはあるだろう、しかし中国ではそれが公然と行われているのが問題だ。”
というもの。

どの程度の信憑性があるかは分からないインタビューですが、中国に関して”ワイロ天国”の噂は良く聞きますね。
日本はまだこっそりワイロを貰ってるからマシ?なんて話ではなく。

日本の公務員や土木建築関係者も、襟を正して感じ取らないといけない大災害です。
思い起こせば阪神大震災の時、阪神高速道路のある一定区間が特に激しく倒壊しました。

手抜きとは言いませんが、建築費を浮かすために工法や高架橋の素材に問題があったのではないかと言われていたと記憶しています。
天災と人災は、紙一重かもしれません。