まだ12月の上旬にもかかわらず、本日の大阪の最低気温は1.5度でした。
大阪では、一年で一番寒い真冬並みの最低気温です。

そんな真冬に突入する日々ですが、自宅を引越して1ヵ月半の私にとって、新居での冬の寒さは初体験です。
新居の建物は断熱に力を入れているらしく、ハウスメーカーの営業の人から“冬でも暖かいです!”と断言されており、結構期待しておりました。

ところが10月中旬から住みだしたものの、思いのほか暖かくない・・・。
営業の人が誇大広告をしていたのかと思いきやそうではなく、原因はどうも“24時間換気システム”にあったようです。

2003年の建築基準法の改正により、最近の住宅には“24時間換気システム”という設備の設置が義務付けられています。
読んで字のとおり、24時間365日常に家全体の換気を行わなければならないというもので、ホルムアルデヒド等の有害物質によるシックハウス症候群を防ぐための立法措置です。

24時間換気にもいろんな種類があるのですが、うちは第3種換気というお手軽バージョンにしました。
(コスト重視です)
第3種換気の原理は単純で、昔ながらの換気扇が排気用に複数個と、外気導入の為のアナが各部屋に必ず1箇所以上空いていて、24時間ずっと家中の換気扇が回って換気するというものです。

うちの家の換気扇は屋根裏も合わせて5個。アナは6個。
これが24時間回って、冷たい外気を家中に思いっきり吸い込んで、換気しまくっている訳です。

そりゃ、寒いにきまっとるがな・・・。
当然これらの知識は家を買う際にあったのですが、実際に稼動している24時間換気を体験してびっくり・・・。

換気扇止めるためのスイッチがついてないんです!
ホンマに家中の換気扇が、24時間回りっぱなし!!!

まあ、24時間換気っつーくらいなんで当たり前かもしれませんが、換気扇にスイッチついてないなんて想像もしてませんでした・・・。
そう、24時間換気システムとは、住んでる人ですら勝手に止めたらアカン仕組になっているのです。

でも・・・、家の引渡しの時に、現場監督の人がそっと示唆してくれた事がありました。
この換気扇は24時間止めたらダメですが、このカバーの中のコンセント抜いたら止まります・・・、って。

当時はなんとなく聞いていたのですが、現場監督の人も実は分かってたんですねえ、冬になったら止めたくなる事を。
これから家を買おうという人は、換気システムの事を真面目に検討し、第3種換気の人はコンセントの位置をこっそり聞いておきましょう。

ちなみに、小さい子供のいる我が家では、コンセントを全部抜いてしまう勇気はありませんが・・・。
いやいや、この法律、実際どうなんでしょうねえ。