43年ぶり(!)に実施された”全国学力テスト”の結果が24日に公表されました。
結果がどうのこうのより、そんな大規模な学力テストを今年の春に実施していた事なんて、まるっきり知りませんでした。

なんでも全国のほとんどすべての小6、中3の生徒が受験したようで、77億円も費用がかかったそうです。
文部科学大臣によると、”ほとんどの都道府県がそれほどばらついていない傾向だったので、公教育は保障されているという感想だ。”ということらしい。

確かに都道府県別の結果をみると、ほとんどの都道府県が全国平均点の上下5%くらいにおさまっています。
最近言われてる”地域格差”は、少なくとも小中学生の基礎学力においては大したことないとも言えます。

しかし、そんな面白くも何ともない結果(と個人的には思う)を得る為に、77億円もかけて全国テストをやる意味あるんですかねえ。
地域格差の検証や、学力の習熟度調査が目的なら、各都道府県で無作為抽出して受験させる等工夫して、もっと小規模にやっても可能だと思うんですよ。

今後も毎年実施する予定らしいですが、こんな無駄なテストにお金を使わないで年金給付にでもまわして欲しいもんです。
こんな税金の無駄遣いを見ると、“歳出削減は精一杯やってる。それでも足りないから消費税を上げます。”なんてセリフは聞きたくないですねえ。