すったもんだの末、菅内閣への不信任決議案は否決されました。
今回は本当に可決され解散総選挙突入の可能性もあっただけに、いつもの“野党が取り敢えず出すだけの茶番劇”では無かったハズです。

が・・・、やっぱり“茶番劇”だったか・・・、という気がします。
そもそも、被災地では“どうやって生きていくか”というレベルで大変な状況のこのタイミングで、与党も野党も何やってんだか。

もし解散総選挙になったとしたら・・・、
街全体が丸ごと津波で流されてしまった東北沿岸部で、どうやって選挙するんでしょうか?

家が津波で流されて全国各地へ避難している被災者に、どうやって投票用紙配るんでしょうか?
福島の避難エリアの人は、どこの投票所へ行ったらいいんでしょうか?

今後どうやって生きていくか悩んでいる人達に向かって、“清き一票を!”とかマイクで叫ぶんですか?
ボロボロになってしまった被災地で総選挙なんて、物理的にも心情的にもやってる場合じゃないでしょうに。

菅総理の辞任発言(ですよね?)があり、一旦納まったこの“茶番劇”。
ところがその後、辞任の時期を巡って、菅総理と鳩山さんの言った言わないの悲しいばかりの報道が続いております。

この劇は、いったいどこまで続くんでしょう。