高収入であると思われるタレントさんの母親が、生活保護を受給していたという事が話題になっています。
事の詳細が分かりませんので個別の件に関しては何とも言えないですが、生活保護費の不正受給は昔から結構言われています。

本当に必要な人に支給するのは生活保護制度として当たり前の話ですが、このようなユルイ支給が多額にありそうで、実際のところどうなってるんだろう?と思わずにいられません。
先日、生活保護の受給者が過去最高の200万人を超え、国の予算も年間で3兆7千億円ほどに達しているという記事を読みました。

3兆7千億といえば、消費税に換算して1.5%の引き上げ分くらいあります。
いきなり消費税を5%上げる話をするより先に、このような無駄な支給を減らせば、簡単に消費税の上げ幅は圧縮出来そうです。

生活保護費だけでなく、医療費や介護にまつわる不明瞭で多額な国家予算をどんどんガラス張りにし、徹底的にムダを無くしてから増税の話をして欲しいものです。
ついでに書きますと・・・。

そもそも、真面目に40年間国民年金保険料を納めたとして、65歳から貰える国民年金は月に6万7千円程度です。
で、生活保護の場合、住宅扶助を合わせると月に12万円前後は貰えるそうです。(勿論ケースバイケースです)

さらに、生活保護を受けると医療費はタダ、税金、健康保険料や年金保険料は基本的に納めなくていい場合がほとんど。
市バスや市営地下鉄なども乗り放題になったりする地域もあるようです。

国の制度としてはあまりにもバランスを欠いています。
せめて、国民年金の最高受給額と、生活保護費の最低受給額は同程度にしてくれませんかねえ・・・。