総裁選の妙な盛り上がりと共に、このまま衆議院の解散総選挙へ突入という話が持ち上がってきました。
”女心と秋の空”どころか、”日本政治と秋の空”って感じです。

つい先日までは、地方選挙での与党惨敗や福田内閣の支持率低迷で、解散総選挙は来年の任期ギリギリまで無いというのが大勢だったように思います。
ところが、意外にも(?)総裁選が世間の注目を浴び、自民党幹部も”お!こいつはいけるんじゃないの?今こそ解散だ!”ってなもんでしょうか。

モチロン福田首相が内閣改造をして麻生さんを幹事長に据えた段階で、ある程度シナリオはあったでしょう。
でもシナリオ以上に観客が盛り上がり、ついつい解散が早まったかも。
(シナリオどおりの日程かもしれませんが・・・。)

”民主党と違って我々はちゃんと党首選挙をやるぜ!”と自民党は無理矢理アピールした訳で。
どこかの野党党首が、”福田首相は無責任だ。国民はそんな事でだまされない。”って言ってましたが。

わりと日本国民は、素直に面白がっているのかもしれません。
まあ、この総裁選ごっこの盛り上がりで、どこまで与党が巻き返したかは謎です。

ただ少なくとも、福田首相が、得意の”他人事口調”を繰り返していた時よりはマシではないでしょうか。
夏が苦手の私は、秋が一番好きな季節です。

今年の秋は、一味違った”日本情緒”を感じられそうな気分です。