今週の始めに、TPPの大筋合意が伝えられました。
5年半にわたる各国の交渉の結果であり、世界のGDPの4割近くを占める世界最大の自由貿易圏が誕生した!、と宣伝されると、なんとなくメデタイ気分になります。

とは言うものの、正直、TPPが今後無事に各国で成立して、我々の生活にどのような影響があるんでしょうね?
ネットやその他のメディアで調べてみても、今一つ、メリットデメリットが見えてこないのですが、その最大の原因は、各業界団体の方々にとって、思いっきり利害が対立している話だからかもしれません。

儲かりそうな業界団体は持ち上げまくり、厳しい競争にさらされそうな業界団体はこきおろす感じで、よく分かりません。
一般国民にとっては、おそらくメリットデメリット双方ある話なんだろうと想像するのですが、客観的で冷静なな意見が聞きたいです。

まあそもそも、各国の交渉の過程段階ではその内容が公式に明らかにされにくかったこともあり、具体的な評価はこれからという部分も多いんでしょうね。
少なくとも最終消費者である国民にとっては、外国製品やサービスの流入による選択肢が増えるメリットと、怪しい国の(!)危ない橋を渡ってしまうリスクが増えるというデメリットが有るのかなあとぼんやり覚悟しております。

消費者である国民が、今以上に賢くならなければならない事だけは確かですね。
個人的には、甘利大臣の白髪がここ数年どんどん増えていくのを見るに、やっと決着ついて良かったねえと単純に思ってしまいました。

安倍内閣の中では、甘利大臣ってなんとなく人が良さそうな顔してますんで・・・。