日本時間の今週9日午後1時1分、トランプ大統領による相互関税が発動されました。
各国との貿易不均衡を解消するための交渉材料(脅し?)みたいなものなので、実際の発動は延期するのではないかという予測もありましたが、予定通り実施されました。

さて、これで世界経済はどうなるのやらと思っていたら、なんと発動からたった13時間ほどで、相互関税を90日間停止すると発表しました。
プロレスのつもりで技をかけたら、技が決まり過ぎてお互い大ケガしそうになり、技をかけた方のトランプ自身が慌ててマットの外に一旦逃げた感じでしょうか。

世界中の国々に対していきなり一方的に関税をかけるのも滅茶苦茶ですが、それを13時間でひっこめるなんて、まともな国家ではあり得ない話ですよね。
そのまともでない国家が、世界最大の経済大国であるアメリカというのは、本当にひどいジョークですが。

このコロコロかわる関税施策のせいで、世界中の株価、債券価格、金利、為替相場、は上や下への大騒ぎでした。
その後時間が経ち、週末でボチボチ落ち着く頃かと思いきや、つい先ほど、今度は中国が報復関税を125%にアップすると発表・・・。

いやあ、トランプも大概ですが、習近平もどうかしてますよね。
経済の想定外の状況にトランプ自身が迷走している感じが見えていただけに、中国には冷静に大人の対応をして欲しかったです。

さて、これで週明けの世界市場はまた大混乱なのでしょうか・・・。
逆に、みんなもう“トランプごっこ”に慣れてきたかな・・・。