2024年度の最低賃金が発表されました。
全国平均で1,055円、前年からの引上げ額は51円と過去最大でした。
兵庫県も51円アップで1,052円となり、全国で8番目に高い時給となります。
あれ?全国で8番目に時給が高い県なのに、全国平均の1,055円よりも低いってどういうこと???
って不思議に思いますよね。
この全国平均で1,055円というのは、単純な都道府県の最低賃金の平均ではなく、労働者の人数を加味した加重平均です。
最低賃金が高い東京(1,163円)神奈川(1,162円)大阪(1,114円)といった都道府県は労働者数も多い為、加重平均の数字がかなり上に引っ張られる結果になります。
まあ数字のマジックぽい部分はありますが、それだけ時給の高い人数が多いという事なので、都道府県の数字の単純平均よりは実態に近いという話なのでしょう。
お隣の大阪府では、ついに最低賃金が1,100円を突破しました。
恐らく兵庫県も来年には1,100円前後になってしまうと思います。
働く側としてはありがたい話ですが、経営サイドとしては、パートさん等の時給が最低1,100円というのはかなり厳しい数字でしょう。
全体の賃金が上がれば会社の経営は厳しくなりますし物価も上がりますので、何事もバランスが大切かなあと思います。