地元西宮にある武庫川女子大学が2027年をめどに共学化するそうです。
武庫川女子大は生徒数約1万人を抱え、女子大としては日本最大規模の大学で歴史も古く、まさかムコジョが?!と非常に驚きました。

個人的には、車で近所を通るたびに綺麗な校舎やおしゃれな施設が年々増えている印象しかなく、“めちゃくちゃ儲かっている”イメージの大学でした。
ただ、看板学部ともいえる薬学部で210人だった定員を今年から105人に半減するなどしていたようで、外から見ているよりは厳しい側面があったのかもしれません。

この報道の出る前に聞いておりましたが、ムコジョでは今年の4月から学長が変わっており、ムコジョ出身の初めての女性学長が誕生していました。
(前の学長は京大出身の男の人でした)
“外からやってきた改革派の男性学長が共学化をゴリ押しした!”という話なら分かりやすいのですが、ムコジョに愛着があるであろうOBの女性学長が共学化に踏み切ったというのが厳しい背景を物語っている気がします。
(学長変わる前からの既定路線だったとは思いますが)

今年入学した生徒さんにとってみれば正に青天の霹靂で、せめて今の1年生が卒業するまで待ってくれ!という意見が多いのも頷けますが、それ以上に大学側の危機感が強かったということなんでしょう。
このところ毎年のように女子大や短大の共学化や閉学の話題が出ますが、あと十数年もすれば、一般の大学だけではなく、高校から小学校に至るまで、少子化の大きな波に揉まれる未来が確実にやってきます。

私や妻の生まれた時代は、一学年200万人前後いました。
昨年生まれた子供は68万人、我々の時代の3分の1しかいません。

大学進学率が年々上がっているとはいっても、分母が3分の1になれば学校余りますよね。
少子化や人口減少は、ほとんど全ての産業にとってマイナスだと思いますが、教育産業は特にこれから大変だろうなあとしみじみ思う話題でした。