本日、自民党の総裁選挙が行われ、石破茂氏が新しい総裁に選ばれました。
派閥の臭いはまだ少し(?)漂っていた総裁選ですが、9人も立候補したという事実だけでも、今までの自民党総裁選挙よりはオープンで良い政策議論が出来た選挙だったように思います。
投票結果については、各メディアの事前報道のとおり、石破氏、高市氏、小泉氏の三つ巴でした。
しかし、2回それぞれの投票の中身については、結構なサプライズだったのではないでしょうか。
1回目の投票では、全国の党員投票で恐らくトップであろう石破氏が有利と見られていました。
2回目の決選投票では、国会議員に人気の無い石破氏は不利であろうという下馬評でした。
しかし、ふたを開けてみると、真逆の結果。
1回目の投票において、全国の党員投票でも、議員との合計票数でも、トップだったのは高市氏。
この結果を受けて、高市総理誕生間違いなし!と決め打ちをした株式市場は高騰し、為替市場においてもじりじり円安に振れました。
ところが、国会議員に人気の無いはずの石破氏が2回目の決選投票で大逆転。
今までも決選投票で逆転という結果は何度かありましたが、決選投票で不利と言われていた石破氏が逆転したので驚きました。
石破氏勝利の瞬間、為替が一瞬で1ドル146円から143円台に暴落したのはマーケットもびっくりした証拠でしょう。
さて、石破総理が誕生してこの国はどうなるのか、来週以降、乞うご期待!、であります。