米価格高騰が叫ばれる中、“米を買ったことが無い”、“米は売るほどある”、という想像を絶する失言で農林水産大臣が辞任しました。
新しい農林水産大臣は、これまた迷言の達人であらせられる小泉進次郎さんです。
小泉大臣に求められているのは、何といってもコメの価格引き下げです。
3月から3回も政府備蓄米を放出しているのに、1年前の倍くらいに高止まりしたままほとんど値下がりしていない状況はオカシイですよね。
小泉大臣は着任早々、まずは備蓄米の放出方法を競争入札から随意契約に見直すと宣言しました。
本来、コメの値段を下げるためなら安く放出すべきなのに、高く買って貰う為の仕組みである入札をしていたことに驚きますし、その結果、JA全農が95%以上も落札して公共工事の談合みたいな話になっていたのもナゾ過ぎますので、これは良い事でしょう。
通常国の財産を処分する場合は入札が基本でしょうが、今回は安く売るのが目的という特殊なケースなので、国が備蓄米を仕入れた値段程度の売値(多分今より大分安い?)で一般の流通にのせるべきだったのは明らかです。
精米して小分けに袋詰めして全国に流通させるのは農協以外では難しかったのかもしれませんが、一般のスーパーや小売店にも配分を確保すべきでしょう。
賛否両論ありますが、小泉一族らしく(!)まずは旧態依然とした利権構造をぶっ壊して欲しいと思います。
いや別に、自民党を応援しているのではなく・・・、想像の斜め上をいく“小泉構文”連発を期待しているだけなんですけどね。
少なくとも、石破さんなんかより、見ててオモシロイのは間違いない。