トランプ大統領が決まった水曜日、日経平均は900円以上の大幅な下げでした。
しかし翌日、今度は1,000円以上の大幅な上昇、その後の金曜日も落ち着いた動きです。

為替も一時大幅な円高に振れましたが、今は当選発表前よりむしろ円安に振れています。
あまりにも予想外の出来事だったので、市場はしばらく大混乱が続くかと思いきや、既に落ち着いちゃった気配があります。

マーケットは懐が深いというか、逆に浅すぎるというか・・・。
まあ、選挙の予想の時もそうですが、結局このトランプさんって人がどんな感じの人なのか、皆良く分からないんでしょうね。

そんな混乱の中(?)ですが、日本の国会ではTPP承認へ向けて着々と審議が進んでいます。
アメリカが拒否したら意味の無いTPPですが、果たしてどうなるんでしょうか。

大統領選挙を見ていますと、クリントンさんもトランプさんも基本的にTPPに反対だった事は事実です。
だとすると、意外と日本にとっては良い条件の貿易協定なのかなあ、と個人的には思っちゃうのですが、どうなんでしょう。

選挙の票集めの為だとは言え、アメリカが損するという事は、日本が得するって事?、と思うのは単純すぎますかね?
TPPは勿論アジアのいろんな国がからんでいますが、経済規模で見ますと、アメリカと日本が突出しています。
アメリカが不利や!!!、というなら、日本には有利なのかも・・・。

外交大好きの安倍首相が早速トランプさんと会う約束をしたそうですが、さてTPPに関してはどんな話し合いになるのか。
トランプさんと会うのは“未知との遭遇”、と書いているメディアがありましたが、安倍首相にとっては本当に未知なる宇宙人みたいなものかもしれません。