昨年4月から我が家に来たパグの小梅ちゃん1歳4か月。
先々週の土曜日位から、ゼイゼイと呼吸が苦しそうで、ご飯もあまり食べなくなりました。

バグは鼻が短い短頭種で暑さに弱いため、急な暑さに参ったのかなあと、当初それほど深刻には受け止めていなかったのですが、週末過ぎてもぐったりで調子悪いまま・・・。
これはさすがにおかしいと病院で診てもらったところ、レントゲンでは左の肺が真っ白になっており左肺が機能していない感じでした。

本当はCT検査もしたいところだけど、肺の状態が悪いパグに麻酔をかけるのは結構リスクがあると先生に言われ、取り敢えずもう少し様子を見ましょうと、その日は帰還しました。
(犬のCT検査は麻酔して行う事を初めて知りました)
しかしその後も回復せず、いよいよ食も細くなってきた先週の木曜日頃、妻の動物好きのママ友から“肺葉捻転”ではないか?という情報を頂きました。

肺葉捻転って何???と思いつつネットを調べると、肺が気管支の根元からねじれてしまって機能しなくなる怖い病気で、命に係わる事もあるとか。
大型犬に多い病気ながら小型犬のパグも結構かかるらしく、確かにネットのレントゲン画像は小梅の画像とかなり似ている感じでした。

これはヤバイかも・・・とCTの撮れる別の動物病院をすぐ予約し、土曜日の午前にCT撮影してもらい、午後7時過ぎに結果を聞きに行くと、残念ながら左肺の2/3が肺葉捻転で機能していないとのこと。
ねじれた肺は既に壊死しているため摘出するしかないらしく、まだ1歳ちょっとなのに今後の犬生(?)を片肺に近い状態で生きていく事になると言われ、が~~~ん、という感じでした。

ある程度覚悟はしていたものの、まだ1歳すぎたばかりの子の肺を半分近く取らなければならないなんてショックですよね。
一旦家に戻って心落ち着けて家族会議しないとと思ったら、“今すぐ手術に取り掛かりますが、どうします?”との言葉が先生からあり、

えー!今からすぐ手術!!もう今晩肺取っちゃうの!!!、とさらにショック。

セカンドオピニオン聞いてとか一瞬考ましたが、肺は命に係わる部分で一刻を争うとも言われ、もう迷ってる時間もなく“先生お願いします!”と言う感じでした。
そして夜の11時過ぎに電話があり、無事に手術は終了。

すぐに会いに行くと、まだぼ~っとしておりましたが、不思議な事に肺をとる前より少し呼吸が楽になっている気がしました。
片方の肺の2/3を取ってしまうなんて今後どうなるんだろう・・・、と思いましたが肺摘出後多くのケースで順調に回復していくようで、小梅も徐々に元気を取り戻しております。

勿論完全に今まで通りの呼吸には戻らないでしょうが、一日も早く元気な小梅ちゃんに戻って欲しいものです。
そして何より、週末に突然診てもらったにもかかわらず、すぐさま緊急手術を即断して頂き、夜中まで頑張って頂いた獣医の先生やスタッフの皆様には本当に感謝であります。