昨日、安倍首相が1世帯に2枚ずつ布マスクを配るという事を表明しました。

このコロナ騒動が始まって既に3か月以上。
すったもんだ政府や有識者が議論してようやく出た個人向けの対策が、“布マスク2枚配布”。
結構なずっこけ感があります。

“全国民一人当たり10万円の現金を配る!”などという対策も噂されていた為か、ネットやテレビでも“マスク2枚だけかい!”と大不評です。
現金配布はいろいろ問題もあるし時間もかかるので、“取り敢えず何か具体的なアクションを起こそう!”、と政府も官僚も思ったのかもしれませんが、余りにもセンスなさすぎ・・・。

マスク不足が一気に高まった年始の1月とか、早い段階で“取り敢えず第一弾”としてこれをバーンとやってたら、少なくともこれほど大不評にはならなかったと思います。
勿論、マスクにウイルスの防御効果は無いとか、布マスクなんて意味ない(WHOが言ってる)とか、批判はその当時もいろいろ出たでしょう。

でもマスク不足がクローズアップされる中、即座に国民の“メンタルケア目的”(防疫ではなく)での布マスク配布あれば、ありがたいと思った国民は結構居たのではないでしょうか。
ただその後、世界各国で大規模な国民向けのコロナ対策が次々発表され、アメリカでは200兆円規模の対策を行い個人にも一人当たり13万円以上現金配る、などと言う話が次々出てくると、4月にようやく出てきた対策が“マスク2枚配布”ではねえ。

いや、個人的にはありがたい話だと思うんですよ。
布マスクだって、無いよりは絶対良いですよ。
洗って何回も使えます!、なんていかにも真面目な日本人にぴったりな発想ですよ。

でも、この期に及んで総理大臣が嬉しそうに(?)発表する対策ではないですよね。
総額100億とか200億かかると聞くと、今それじゃない!っていう人も出てきますよね。

余りの大不評に焦ったか、今日になって一世帯当たり30万円現金配る!、という思い切った対策を出す事で、安部首相と岸田政調会長が”一致”したそうです。
首相と政調会長で″一致”って何の意味あんねん・・・、というのはさておき、おう!30万円!、と思ったものの、中身を聞くと・・・。

“所得が減った人で”、
“一定所得以下の人が”、
“自己申告で申請”、
とかなんとか。

非常に残念だけど、本当にセンス無いわ。