東京と関西の3府県に対して緊急事態宣言が出されることが決まったようです。

今回の期間は25日の日曜日から5月11日までの“予定”ですが、2週間余りと今までに比べてかなり短い“予定期間”です。
一応ゴールデンウィーク期間に絞って集中的にやる!、というのが建前ですが、IOCのバッハ会長が17日に来日する事を意識していると思わざるを得ないです。

過去2回の緊急事態宣言では、終了予定日の1週間くらい前にはある程度延長や終了の判断をしていたと思います。
延長の判断は政府決定の数日前にエライ人達の会議を経て行われる訳ですし、そのエライ人達が宣言の効果を見極めるデータ等は更にその数日前のものになる事を考えると、今回の“予定期間”が2週間という設定自体に無理がありますね。

オリンピック開催自体は“そこそこウエルカム”な気分の人も多かったと思いますが、ここまで無理矢理ゴリ押しされると“もうエエやん”って感じになってきます。
特に今までコロナで中止になった高校野球等の各種スポーツ大会の参加予定者の方々にしてみれば、一生に一度の夢はオリンピックだけではない!、と言いたくなるかもしれませんね。

スポーツ関係だけではなく、仕事がコロナでダメになった人や、一度きりの修学旅行が中止になった学生さんも多いので、“オリンピックだけは特別”という感覚に違和感が増している気がします。
国民感情にプラスの面もありますので開催自体を完全に否定する気はないですが、無理矢理ゴリ押しではなく、国民全体に喜ばれるような持っていき方をして欲しいものです。

ま、個人的には、ゴールデンウィーク中に子供のバレエの発表会があるので、他人様のオリンピックより、我が子の発表会の開催のほうが気になります・・・。