突然だった安倍総理の辞任劇ですが、あっという間に次の首相が菅さんに決まりそうです。
金曜日に辞任表明して3日も経たない月曜日には、“もう菅さんで決まり!”みたいな感じでしたよね。

総裁への、“立候補表明”も、“政策発表”も、勿論“選挙”も、な~~んにもやらないのに、次の総理大臣が決まってしまう国。
自民党のエライさん達(?)がごそごそ談合して、“よっしゃ、次は菅ちゃんでエエやん!”、ってなもんで総理大臣が決まってしまう国。

国民のほうも、“まあいつもの茶番劇だよね”くらいで、特に違和感もなく、“あー、次は菅さんなんだ”って受け入れてしまった感じ。
なんとも成熟した国民というか、達観(諦観?)した国民というか・・・。

例えばアメリカ大統領の中間選挙が11月にありますが、候補者選びの段階から1年以上かけて、あ~でもない、こーでもない、って言ってますよね。
あと2ヵ月余りになってますけど、未だにバイデンさんとトランプさんのどちらが次期大統領かは予断を許さない感じです。

まあ国民が直接選ぶアメリカ大統領と、議院内閣制の日本の総理大臣は立場が違いますけど、G7とかでは国の代表として横に並ぶ訳です。
それが日本では、ほぼ3日で決定!って、ホンマにエエんですかね?

辞任表明の前からある程度の下準備(密約?権力闘争?)はあったと思いますが、岸田さん辺りの反応を見ると、やっぱり安倍首相の辞任は“それなりに”突然だったと思いますので、自民党の“お家芸”には感服するというか何と言うか・・・。
いや皮肉ではなく、ある意味、日本って凄い国です。