昨日、兵庫県教育委員会の発表があり、県立高校である西宮北高校(通称キタ高とか県キタ)と西宮甲山高校(通称カブ高)が2025年に統合されるとのことです。
少子化で生徒数が減っているとはいえ、キタ高は一学年5クラス(200~240名程度)カブ高は4クラス(130~180名程度)ほどの生徒が現在もいるようですので、“過疎地で生徒がいないから一つにする”というより、今後さらに少なくなる一方なので“早めに手を打つ”ということなのかもしれませんが、地元民としては衝撃のニュースでした。

特にキタ高に関しては、中3の娘が数カ月前にオープンスクールの見学(?)に行っておりましたので、“統廃合”というニュースを聞いて、“エエー!キタ高無くなるかもしれへんの!?”と家族全員で驚きました。
ただ実際のところは、カブ高のほうの定員割れが大きな要因で、恐らくカブ高を廃止してキタ高に統合するという方向なのではないかな、と勝手に想像しています。

カブ高は西宮の山手の“一番上の端っこ”にあり、市街化調整区域で周りには住宅等も少なく、そもそもなんでこんな場所に高校作ったんやろ???と地元民も昔から不思議でしょうがないロケーションです。
(生徒さんやOBの方、気を悪くしないでくださいね・・・)
“自然に囲まれた素晴らしい環境”と言えなくもないのですが、もしバスに乗れなかったら完全に“登山”のような場所な訳で、高校を設置した当時の教育委員会の見解を今でも聞いてみたいくらいです。

一方の西宮北高校は“涼宮ハルヒの憂鬱”の原作者の出身校で、小説の舞台のモデルでもあるせいか、“キタ高が廃校になるのでは?!”と心配するネットの声も結構有るようですが、上記のように、恐らく廃校はカブ高の方で、キタ高に統合して存続という事でしょう。
(下界に住む人間からすると、キタ高もたいがい山手の高台で通学は大変そうですが・・・)
いずれにしても、過疎化や少子化の影響は比較的少ないエリアだと思い込んでいた地元西宮人の私としては、かなり驚きのニュースでした。

東京以外は、日本中どこでも少子化や人口減少待ったなしなのかもしれませんね。