かねて噂されておりましたが、政府は来年秋から、マイナンバーカード所有者に対して最大5千円相当のポイント還元を実施するようです。
2020年9月から2021年3月の間にキャッシュレス決済やチャージを行った際、その金額の25%をポイント還元する形式が予定されているとのこと。
(最大2万円の決済で5千円相当を還元)

おお!25%還元!!凄いやん!!!と、マイナンバーカード所有者の私は一瞬喜んだのですが、これが結構面倒臭そう。
いや、結構どころか相当面倒臭そう・・・。

そもそもマイナンバーカード持っている人が国民の14%しかいないのに、マイナンバーカード発行だけではダメで、パソコン等で“マイナキーID”というものを事前に取得しないといけないようです。
総務省のサイトで登録でもすれば簡単にマイナキーID貰えるのかな~、と気楽に思って調べてみると、いちいち自分のパソコンにID発行用のソフトをインストールして、カードリーダーでマイナンバーカードをパソコンに読み込んで発行するらしいです。

で、いつものようにブラウザがchromeやedgeではダメで、誰も使っていない“InternetExplorer11”一択です。
そこで発行したマイナキーIDをスマホの○○PAYアプリ等に入れて買い物等をすると25%還元だそうな。

う~ん・・・、なんでもっと簡単な仕組みにしないんだろう?
パソコンやスマホを持っていない人や、IT系苦手なお年寄りはほったらかし?

要はマイナンバーカードを普及させたいんですよね。
市役所にマイナンバーカード持って行ったら、“2万円で2万5千円分使える商品券”みたいなヤツ渡してあげればエエだけやん。

アナログな方法だと多少コストはかかるけど、どうせこの“マイナキーID”発行システムの構築費用で何十億円(何百億?)もITゼネコンに税金垂れ流してるんだろうし。
(マイナンバーポータルサイトの構築費用だけで100億円以上とか報道されてましたね)

ただでさえ嫌われ者のマイナンバーカードなのに、ついでにキャッシュレスも普及させよう!なんて、自分でハードル上げてどうする・・・。
どうしてもキャッシュレスに紐づけたいなら、普通にスマホのアプリで“マイナンバーカードアプリ”とか作って、QR決済とかアップルペイと連携するくらいのレベルにして欲しいです。
(ついでに免許証や保険証も一緒にアプリにしてくれたら言うこと無し!)

アプリはハードル高いのかもしれませんが、少なくともこんな面倒臭い仕組みで5千円還元が上限だと、カード普及率はそれほど増えない気がします。
どうせ税金をかけるなら、利用する国民の誰もが簡単に使えるようなシンプルな仕組みを作って欲しいものです。