ここ数年ハズレ馬券訴訟とというものが何件か起こっておりますが、共通しているのは、訴えている方々が数億円単位の当たり馬券をゲットしているという事実です。
競馬なんて所詮ギャンブル、と割り切っている私としては、その金額に驚くほかありません。

そんな中、寝屋川市の“元固定資産税課長”48歳が、競馬の払戻金4億数千万円の脱税容疑で告発されたというニュースが今日ありました。
よりによって市役所の税務課の課長が脱税なんで、同情の余地はまったくありません。

が、この人の場合、最近のハズレ馬券訴訟の人達とは事情が違うようです。
ハズレ馬券訴訟で共通なのは、ソフトや一定の方法で馬券を機械的に買いまくり、当たり馬券が数億円ある一方でハズレ馬券も数億円あり、差引いた利益にのみ税金をかけるべき!、という理屈です。

一方このオジサン、競馬新聞等で普通に予想して(?)普通に買って(?)4億円も当てたようです。
税務課の課長ですから、当然馬券訴訟にも詳しいはずで、既に修正申告にも応じているという事は、ここ最近のハズレ馬券訴訟とは違うと自覚されているのでしょう。

しかも、当てた馬券はWIN5という5レース全部の一着を当てるというとんでもなく難しい馬券だそうで、一回の的中で2億3200万円もの払い戻しを受けた事があったそうです。
ハズレ馬券訴訟のように、何レースも機械的に買いまくってなら、年に数億円の払戻もまだ理解出来るのですが、一回のレースだけで2億円って・・・。

競馬に興味のない方々にとっては、“ああまた馬券で脱税のニュースかいな”くらいの話ですが、もし本当に人力だけで(!?)一回2億円もの馬券を当ててしまったのが事実なら、このオジサン、恐るべしです。
いったいどのくらいの馬券を買って2億円当たったのか、その経緯を詳しく報道して欲しいと思うのは、馬券が外れてばかりの私だけでしょうか・・・。

ただ、税務課に勤めていながら、こんな高額馬券当たっても税務署にバレナイと思っていた(違うのかな?)というのも、ある意味恐るべし!です。