今朝の毎日新聞朝刊に、消費者金融大手が、お客さんに渡す領収書を分割して発行して、印紙税をごまかしていたという記事がありました。
3万円以上の領収書には収入印紙をはらなければいけないことは、商売をされてる方は当然ご存知でしょう。
その印紙税をごまかす為に、そういう事をしていたそうです。
まあ、近所の八百屋さんがそんなことをしてるんならいざしらず。
上場企業がそんなそんなことしちゃイカンですな。
ただ驚くのは、大阪国税局がその件については ”金銭を分割して作成した領収書であっても3万円未満であれば非課税”と言ってるらしいこと。
本当に国税局の公式見解かどうかは分からないですが、ホントにそれでいいの?って感じですね。
さらに、そんな微妙な税法解釈の話を ”国税局はこう言ってます”的に朝刊に載せてしまっていいの?って話です。
天下の毎日新聞が・・・。
これ読んだ一般の商売人の方々は、今日から早速領収書を分割するでしょうね。
確かに、領収書を分割してはいけないという法律はないでしょうが。
税金を逃れる為にそのような行為を繰り返したとしたら、それは完全に脱税な訳で。
経済実態とかけはなれてこういう事をやりすぎると、恐らく過度の節税、偽計行為ということで税務署からは指摘されるんじゃないでしょうか。
毎日新聞も、国税局の姿勢に一石を投じる為にこのような書き方をしたんでしょうけど。
読む人が誤った方向へ走りそうで怖いです。
メディアにたずさわる人は、その影響力を認識して欲しいですねえ。