震災復興の為の増税案の話が、ぼちぼち具体化してきました。
しかし政治家にとって“増税”というのは余程ハードルが高いのか、はっきりとした中身が決まるまで時間がかかりそうです。

安住財務相の今日の話では、増税でまかなう総額が11.2兆円であることだけは内定(?)しているようです。
今のところ、主に所得税の定率増税10%程度を10年ほど行うという、“臨時増税”が柱と報道されています。
(10年間も増税するなら全然“臨時”じゃないんですけど・・・。)

この不景気での増税はキツイですが、あの悲惨な震災の復興の為に行うのなら止むを得ないといった気がします。
しかし難しいのは、所得税の増税によりますます個人消費が落ち込み、さらに景気が悪化し、結果としてさらに税収が落ち込む可能性があることです。

税率を上げたのに、景気がさらに落ち込んで結局税収が下がってしまうという話は結構有る話ですので。
こういう時こそエライ人にちゃんとした政策を考えて貰って、増税、景気回復、社会保障の改革等々をバランス良く実施していって欲しいものです。