驚いた事に、食料品の軽減税率の範囲を巡る議論のどさくさにまぎれて、突然、新聞についても軽減税率の適用が決まりました。
モチロン、新聞協会等から、軽減税率適用の要望はずっと以前から出ていましたので、突然と言う表現は当たらないかもしれません。

しかし、ありとあらゆる業界から、“うちも消費税安くして!!!”という要望は出ていましたので、なんで新聞だけ急に???、というのが実感です。
まあ、“なんで???”って言うより、“そこまでして新聞業界に媚を売って、政治家として恥ずかしくないんかい!”ってところですが・・・。

そもそも食料品の消費税を安くする理屈は、低所得者の税負担軽減です。
そういう意味では、食料品の次は、水道、電気、ガス、といったライフライン費用でしょう。

生活が本当に苦しい人が、紙の新聞とってるとは思えません。
今や高齢者の暇潰しにしか存在意義の無さそうな紙の新聞なんて(ちょっと言い過ぎ?)、優先順位はず~~っと下のはずです。

でも・・・、選挙に行くのは・・・、そういう高齢者な訳で・・・。
しかもそういう方々は、新聞に書いてあることを丸呑みにして、真実正義だと信じて疑わない訳で・・・。

政治家としては、来年の参院選の前に、新聞業界に恩を売っといても損は無いですわな・・・。
そういえば、来年選挙の前に高齢者に一人3万円ずつ配るとかいう話も決まりそうだし・・・。

若い世代が負担しなければならない借金は、増える一方な気がします。