消費税が10%に増税されることが決まり、お客様と話をしていてもその話題がよく出ます。
でも実は、来年の1月から個人の所得税が向こう25年間もず~っと増税されるということは、まだ皆様の頭に入っていないようです。

このブログでは以前に書いたのですが、改めて触れておきます。
この増税は、東日本大震災の復興財源10兆円ほどを確保する為、“臨時”に“期間限定”で増税に踏み切ったものです。

増税内容を簡単にまとめると、
1.個人の所得税を平成25年から25年間、年2.1%アップ。
2.個人の住民税の均等割を10年間、一律1000円アップ。
3.法人税を3年間、年10%アップ。
3の法人税を年に一割増しして3年間続けるというのは、まあ理解出来ます。

しかし、年2.1%という気付かないくらいの増税を25年間も続けるって何なんでしょう。
25年もずっと増税するなら、“復興の為の増税”ではなく単なる“恒久的な増税”に他ならないんじゃないですかね。

この法律、当初は4%の増税を10年続けるという話でした。
ところが4%だと国民に増税したことがバレると思ったのか(?)、増税幅を下げて増税期間を延ばしたんですね。

例えば、月給40万円のサラリーマン夫婦の場合、月に1万円ほど給料から所得税が天引きされますが、これがおおよそ1万210円になります。
月に210円の増税・・・、
大丈夫です・・・、
25年間、誰も気付きません・・・、
はっはっは・・・。

本当にこんなんでいいんでしょうか???。
まあ、とにかく決まってしまった事なんで、きちんと覚えておいてください。

個人の所得税は25年間、ず~っと増税です。