今年も国税庁から、平成24年分の民間給与実態統計調査が発表されました。
これは、日本中の民間企業に勤めるサラリーマンの給与(賞与、手当を含む)の数字を集計したものです。

サラリーマンの平均年収というものが各所で漠然と言われておりますが、国税庁が発表しているだけに、数字の信憑性はそれなりに高いと思います。
今回の発表から、正規雇用と非正規雇用(パートやアルバイト、派遣、契約社員等)の内訳が示されており、現時点のサラリーマンの方の給与実態がさらに明らかになった気がします。

で、公表された結果は以下のとおり。
一年を通じて勤務した給与所得者数・・・4,556万人(平均年齢44.9歳)
(給与所得者数は5,442万人)

一年を通じて勤務した人の平均給与
男性 502万円 (正規雇用521万円・・・2081万人、非正規226万円・・・294万人)
女性 268万円 (正規雇用350万円・・・931万人、非正規144万円・・・694万人)
全体 408万円 (正規雇用468万円・・・3012万人、非正規168万円・・・988万人)
(注)人数に関しては、役員等の数字が除かれているので全体合計数と一致しません)

ざっくり言うと、45歳で年収500万円、というのが平均的な日本の男性サラリーマンの姿でしょうか。
一方で、一年間非正規で働き続けた人が1千万人近くいて、その平均年収が168万円です。

男女差もさることながら、正規と非正規の差も大きく、いろいろと考えさせられる数字です。