今日、第58回の税理士試験の合格発表がありました。
私が依然勤めていた神戸と大阪の会計事務所の友人が、二人合格されました。

官報でその二人の名前を見つけて、早速合格祝いのお電話をさせて頂きましたが。
ついつい自分の合格した日を思い出し、なんだかこちらまで嬉しい合格発表でした。

そのお二人は、共に30代半ば。
私より少し若いですが、それぞれの受験期間は6年目と7年目です。

思えば私が合格したのも34歳の時、7回目の受験でした。
どの程度で税理士試験に合格出来るのかは人それぞれですが、私の周囲の合格者を見ていると、およそこのくらいの年代、年数の人が多いですね。

一般的に30代の中頃と言えば、サラリーマンでも油ののってきた頃合で、まさにバリバリ仕事をしている時期にあたります。
その人生で”最も油がのる時期”を、まるで学生のように、受験というものに何年も注ぐ訳です。

自分で選んだ道とはいえ、厳しい道です。
周囲の方々の理解と、自分への信念無しにはなかなか合格にたどりつかないかもしれません。

そんな中、お二人とも同じ言葉を語っておりました。
”ほっとしました・・・。”

いやいや。
ゆっくりと。しみじみと。そして存分に。

”ほっとして”ください。
そして周囲の皆様と、その喜びを分かち合ってください。

頑張った結果得られたものは、税理士というちっぽけな看板だけでは無いと思います。
今回は残念な結果に終わった受験生の方。

思うに、税理士試験は”順番に合格がくる”タイプの試験のようです。
自分の順番が来るまで諦めさえしなければ、
きっといつか、”ほっと”できるんじゃないでしょうか。

明日からまた頑張りましょう!